フランス・リヨン近郊の大型サッカー場。オリンピック・リヨンの本拠として2016年に開場し、ポピュラスの設計で半透明の外皮が夜に発光する。フランス第3の規模を誇る。
§1 — 概要概要
パルク・オリンピック・リヨン(Parc Olympique Lyonnais)は、フランス・リヨン都市圏のデシーヌ=シャルピューにあるサッカー専用スタジアムである。命名権により「グルパマ・スタジアム」、かつては「スタッド・デ・リュミエール(光のスタジアム)」とも呼ばれる。収容約59,000人で、スタッド・ド・フランス、オランジュ・ヴェロドロームに次ぐフランス第3の規模をもつ。設計はスタジアム建築を得意とする国際的設計事務所ポピュラスが手がけた。
歴史
サッカークラブ、オリンピック・リヨンの旧本拠スタッド・ド・ジェルランの手狭を受け、2008年に新スタジアム構想が公表された。工事は2012年に始まり、2016年1月に開場、老朽化した旧競技場に代わる本拠となった。同年のUEFA欧州選手権、2019年女子ワールドカップ、2024年パリ五輪のサッカー競技など、国際大会の舞台を重ねている。
建築的特徴
長方形の平面に四方の観客席を一体の連続する屋根で覆い、観客と芝の距離を詰めたサッカー専用の構成をとる。外周は半透明のポリカーボネートとガラスの外皮で包まれ、内部の照明により夜間は柔らかく発光する。この光の効果が「光のスタジアム」の通称の由来である。屋根を支える鋼トラスは軽快に架け渡され、五万人規模の大空間を柱のない視界として成立させている。観客席を急勾配で立ち上げ、四隅まで途切れなく囲い込む形式は、英国系のサッカー専用スタジアムの系譜を引くものである。
意義・現在
スタジアム単体にとどまらず、ホテルや商業施設を含む複合開発の核として構想された点に、現代スタジアムの事業モデルが表れている。開場以来リヨンのスポーツと催事の拠点として定着し、2019年女子ワールドカップや2024年パリ五輪のサッカー競技の舞台ともなった。フランス国内有数の多目的アリーナとして機能し続けている。
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