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ロンドンのブレント特別区に建つイングランドの国立競技場。2007年開場、約9万人を収容する英国最大のスタジアム。ポピュラスとフォスター・アンド・パートナーズの設計で、屋根を支える高さ約133メートルの巨大な鉄骨アーチがロンドンの新たなランドマークとなっている。
§1 — 概要ウェンブリー・スタジアムは、ロンドン北西部のブレント特別区に建つ、イングランドの国立競技場である。2007年に開場し、約9万人を収容する英国最大のスタジアムとして、サッカーのイングランド代表の試合やFAカップ決勝の舞台となる。空高くそびえる巨大な鉄骨のアーチが屋根を支え、ロンドンの新しいランドマークとして遠くからも望まれる。
この地には、1923年に建てられ、二本の塔(ツインタワー)で親しまれた旧ウェンブリー・スタジアムがあった。1966年のワールドカップ決勝など数々の名場面を見守ってきたが、老朽化のため2002年から2003年にかけて取り壊された。跡地には、ポピュラスとフォスター・アンド・パートナーズの設計による新しい国立競技場が建てられ、2007年に開場した。旧スタジアムのツインタワーに代わる新たな象徴として、巨大なアーチが据えられた。
新しいウェンブリーの象徴は、競技場の上にかかる高さ約133メートルの鉄骨のアーチである。315メートルにわたって一気に架け渡されたこのアーチは、単一スパンの屋根構造としては世界最大級で、ここからカンチレバー状に張り出す形で、観客席を覆う屋根が吊られている。屋根の一部は可動屋根となっており、ピッチに日光を採り入れつつ、観客を雨から守ることができる。アーチが屋根の大半を支えるため場内に柱がなく、約9万のすべての座席から視界をさえぎられずにピッチを見渡せる。
ウェンブリーは、サッカーの母国イングランドの「聖地」として、代表戦やカップ戦の決勝、欧州チャンピオンズリーグ決勝などの大舞台を数多く担ってきた。サッカー以外にも、ラグビーやアメリカンフットボール、大規模なコンサートの会場として用いられ、ロンドンを代表する多目的の大競技場であり続けている。
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