EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture
サイエンス・ミュージアム
© Shadowssettle / CC BY-SA 4.0
FIG. 01 — Q674773

サイエンス・ミュージアム Science Museum

Science Museum

ロンドンのサウス・ケンジントンに建つ国立の科学博物館。1857年創設で、現在の本館はリチャード・アリソンの設計により1928年までに段階的に開館した。

FIG. 02 — Location51.4975° N 0.1747° W
イギリス グレーター・ロンドン ロンドン
§1 — 概要

概要

サイエンス・ミュージアムは、ロンドン南西部サウス・ケンジントンの展示ロード沿いに建つ、科学技術を主題とする国立博物館である。1857年の創設にさかのぼり、世界でも有数の科学博物館として、産業革命以来の機械や乗物、宇宙開発に至る膨大なコレクションを収める。入館は無料で、現在は複数館からなるサイエンス・ミュージアム・グループの中核をなす。

歴史

起源は1857年、王立芸術協会の収集品やロンドン万国博覧会の出品物を母体に、サウス・ケンジントン博物館の一部として発足したことに始まる。のちに美術部門はヴィクトリア・アンド・アルバート博物館へ、科学部門は分離し、1909年に独立した博物館となった。現在の本館は建築家リチャード・アリソンの設計で、1913年に着工したものの第一次世界大戦で工事が中断し、1919年から1928年にかけて段階的に開館した。

建築的特徴

アリソンの本館は、石造の重厚な古典主義でまとめられ、エドワード朝期の公共建築らしい端正な外観をもつ。もともとは壮大な計画の第一期にあたる「イースト・ブロック」として構想されたが、全体計画は実現しなかった。20世紀後半以降は増築が重ねられ、1961年のセンター・ブロック、2000年開館のウェルカム・ウィングなど、各時代の建築が接ぎ木のように連なって今日の規模に至っている。

意義・現在

展示の革新でも知られ、1931年には来館者が手を触れて学べる児童向けギャラリーを早くも開設した。世界最初の都市間鉄道で走ったスティーブンソンの「ロケット号」や、月へ向かったアポロ10号の司令船など、科学技術史を象徴する現物資料を数多く収め、ロンドンでも有数の集客を誇る。建築そのものも、19世紀以来の博物館街サウス・ケンジントンの景観を形づくる一翼を担っている。

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LAST EDIT — 2026.06.28
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