EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture
塔門Pylon (Egyptian)
古代エジプトの神殿で、参道から神域へ入る門の両脇に立つ台形断面の巨大な壁体。上部が内側へ傾き、正面には祭礼用の旗竿を立てる縦溝が刻まれる。壁面は王が敵を打ち据える場面などの沈み彫りで埋められ、世俗と聖域を隔てる神殿の顔として機能した。ギリシア語に由来する「パイロン」の名でも呼ばれる。カルナック神殿では10基が軸線上と直交方向に並び、増築のたびに新しい塔門が前面へ加えられていった。