EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture

塔門Pylon (Egyptian)

古代エジプトの神殿で、参道から神域へ入る門の両脇に立つ台形断面の巨大な壁体。上部が内側へ傾き、正面には祭礼用の旗竿を立てる縦溝が刻まれる。壁面は王が敵を打ち据える場面などの沈み彫りで埋められ、世俗と聖域を隔てる神殿の顔として機能した。ギリシア語に由来する「パイロン」の名でも呼ばれる。カルナック神殿では10基が軸線上と直交方向に並び、増築のたびに新しい塔門が前面へ加えられていった。

巨大な人物像の浮彫で覆われた、上に向かって細くなる二基の石の壁と中央の門
エドフのホルス神殿の塔門(前3〜前1世紀)。門の両脇に台形の壁体がそびえるVyacheslav Argenberg / CC BY 4.0 — Wikimedia Commons
この用語が登場する建築 カルナック神殿 ルクソール神殿