EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture

古代エジプト建築

ancient Egyptian architecture
年代
前2700 — 前30
地域
エジプト(ナイル川流域)
時代
古代

古代エジプト建築(ancient Egyptian architecture)は、ナイル川の流域に三千年にわたって栄えた、古代エジプト文明の建築である。石を主たる素材とし、王権と神々、そして死後の永遠を讃える、堂々たる記念碑的な造形を特徴とする。

その構造は、柱と梁(まぐさ)による単純な架構を基本とする。アーチや穹窿はほとんど用いず、巨大な石材を積み、内側へ傾く厚い壁(バッター)で支えた。神殿の入口には塔門(パイロン)がそびえ、その奥には、おびただしい数の円柱が林立する多柱室(ハイポスタイル・ホール)が広がる。円柱の柱頭は、しばしばパピルスやロータス、椰子をかたどった。壁という壁は浮彫と象形文字で覆われ、軸線に沿って空間が厳かに連なってゆく。

王の墓は、初め日干し煉瓦のマスタバから始まり、サッカラの階段ピラミッド(ジェゼル王)を経て、スネフェル王の代に滑らかな四角錐のピラミッドへと完成した。その頂点が、ギザの三大ピラミッドである。新王国時代には、カルナックやルクソールの大神殿、アブ・シンベルの岩窟神殿といった、壮麗な神殿建築が築かれた。

永遠に耐えることをめざした古代エジプトの石の建築は、数千年の時を超えて多くが今に残り、後世の建築や、その記念碑性のイメージに、長く影響を与え続けている。

古代エジプト建築
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代表建築

Buildings