EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture
ピエトラ・セレーナPietra serena
フィレンツェ近郊で採れる青灰色の砂岩。加工しやすく、ルネサンス期のトスカーナ建築で柱・付柱・アーチ・コーニスといった構築要素に多用された。白い漆喰壁に対し、この灰色の石で構造の骨組みを際立たせる対比は、ブルネレスキが確立した手法として知られ、パッツィ家礼拝堂やサン・ロレンツォ聖堂の旧聖具室にその典型を見ることができる。
サン・ロレンツォ聖堂旧聖具室(ブルネレスキ、1420年代)。灰色のピエトラ・セレーナが白い壁に構成線を描くSailko / CC BY 2.5 — Wikimedia Commons