ゼリージュZellij
ゼリージュ(zellij)は、マグリブとアル=アンダルスのイスラーム建築を彩る施釉陶片のモザイク装飾である。単色の釉をかけて焼いたタイルを職人(マアレム)が手作業で細片に割り、色ごとに組み合わせて、星形や多角形が連続する精緻な幾何学文様を組み上げる。壁の腰回りや中庭の床、噴水などに張られ、漆喰彫刻やアラベスクと組み合わされて空間を満たす。モロッコのフェズを中心に発達し、近代の新ムーア様式の建築やハサン2世モスクにも用いられて、今日まで手仕事として受け継がれている。

関連様式
ムーア建築
建築家
モーリス・マントゥ