ローマ、ヴェネツィア広場に隣接する小バシリカ。336年に創建され833年に現在の姿…
建築家 / Architect
レオン・バッティスタ・アルベルティ(Leon Battista Alberti、1404年–1472年)は、イタリア・ルネサンスを代表する人文学者であり、建築家である。亡命中のフィレンツェ名家に生まれ、生地は当時の一家の寄寓先であったジェノヴァであった。
ボローニャ大学で法学を修め、のちに教皇庁に仕えた。その関心は一つの分野にとどまらず、絵画・彫刻・建築の理論から、文学、数学、暗号にまで及んだ。絵画における遠近法を論じた『絵画論』(1435年)や、古代のウィトルウィウスに範をとった『建築論(De re aedificatoria)』(1452年頃)は、ルネサンスの芸術と建築の理論的な礎となった。とりわけ後者は、近世における最初の体系的な建築書として名高い。
建築家としてのアルベルティは、現場の棟梁というより、原理にもとづいて設計を構想する理論家であった。リミニのテンピオ・マラテスティアーノ(1450年頃)を最初の本格作とし、フィレンツェではルチェッライ宮殿の正面やサンタ・マリア・ノヴェッラ聖堂の正面を、マントヴァではサンタンドレア聖堂やサン・セバスティアーノ聖堂を手がけた。古代建築の比例と秩序を同時代に蘇らせようとしたその試みは、後世に大きな影響を残した。1472年、ローマに没した。
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