EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture
スタジアム・オーストラリア
© Adam.J.W.C. / CC BY-SA 2.5
FIG. 01 — Q295886

スタジアム・オーストラリア Accor Stadium

シドニー・オリンピック・パークに建つ多目的競技場。2000年シドニー五輪の主会場として1996年に着工し1999年に完成した。設計はBVNとポピュラスの前身による共同体、構造はアラップが担い、当時最大級の五輪スタジアムであった。

FIG. 02 — Location33.8472° S 151.0633° E
オーストラリア ニューサウスウェールズ州 シドニー
§1 — 概要

概要

スタジアム・オーストラリア(Stadium Australia、現在の命名権名称はアコー・スタジアム)は、シドニー郊外のシドニー・オリンピック・パークに建つ多目的競技場である。2000年シドニーオリンピックの主会場として建設され、開閉会式と陸上競技の舞台となった。設計は複数の事務所による共同体が、構造設計はアラップが担当した。

歴史

1996年に着工し、1999年3月に総工費6億9千万豪ドルで完成した。開館当初は約11万人を収容し、当時としては史上最大の五輪スタジアムであった。五輪後の2003年には南北のスタンドを短縮して可動席を導入する改修が行われ、収容能力を約8万人へ再編するとともに、観客席の大半に屋根を架けた。命名権により名称はテルストラ・スタジアム、ANZスタジアムを経て、現在はアコー・スタジアムと呼ばれている。

建築的特徴

設計は、のちにポピュラスとなるロブ・スポーツ・アーキテクチャーと、オーストラリアのBVN(ブライ・ヴォラー・ニールド)による共同体が手がけた。大きく湾曲した二枚のカンチレバー屋根が東西のスタンドを覆い、東西のスタンドを覆う屋根は二本の大きなアーチ状トラスから吊られており、屋根の鋼材量を抑えて軽量化を図った構成が特徴である。雨水の集水・再利用や自然採光など、環境負荷を抑える設計思想が早くから採り入れられた。施工は大手ゼネコンの共同企業体が担った。

意義・現在

本競技場は、オリンピックという巨大イベントのために建てられた施設を、大会後にいかに使い続けるかという「レガシー」の問題に正面から取り組んだ事例である。可動席による規模の最適化という発想は、その後の大規模スタジアム設計に影響を与えた。五輪後はラグビーリーグの決勝戦やサッカー、コンサートなど多目的に使われている。現在もシドニーを代表するスポーツ会場として活用され、競技専用への再整備の構想も進められている。

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データ: Wikidata (Q295886) / 解説: Wikipedia 日本語版 · English / 画像: © Adam.J.W.C. / CC BY-SA 2.5 — Wikimedia Commons
LAST EDIT — 2026.06.28
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