EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture
アル・ファイサリヤ・センター
© BroadArrow (English Wikipedia) / CC BY-SA 3.0
FIG. 01 — Q2303314

アル・ファイサリヤ・センター Al Faisaliah Centre

مركز الفيصلية

リヤドに建つサウジアラビア初の超高層ビル。フォスター・アンド・パートナーズの設計による高さ267メートルの塔で、頂部の球体展望室が街の象徴となっている。

FIG. 02 — Location24.6903° N 46.6853° E
サウジアラビア リヤド州 リヤド
§1 — 概要

概要

アル・ファイサリヤ・センター(مركز الفيصلية)は、サウジアラビアの首都リヤドのオラヤ地区に建つ超高層複合施設である。中心となる高さ267メートルの塔は、イギリスのフォスター・アンド・パートナーズが設計し、サウジアラビアで初めて建てられた超高層ビルとして知られる。塔のほか、五つ星ホテル、商業モール、会議場を擁し、国王ファイサル・ビン・アブドゥルアジーズの名を冠する。

歴史

フォスター・アンド・パートナーズは1994年に設計者として起用され、1997年に建設が始まった。塔は2000年5月に完成し、同月に一般へ公開された。完成当時はサウジアラビア最初の超高層ビルであり、2000年から2002年まで国内で最も高い建物であった。塔の形は、ジャウフ州にあるウマル・イブン・ハッターブ・モスクの姿に着想を得たとされる。

建築的特徴

塔は四隅が緩やかにすぼまる尖塔状の輪郭をもち、頂部に向かって細まる四本の支柱が先端の球体を支える。外装にはカーテンウォールが用いられ、地上200メートルの高さに展望室が設けられている。その上の球体(スター・ドーム)には眺望を楽しめるレストランが置かれ、リヤドの街を360度に見渡せる。ロビーには、芸術家ブライアン・クラークがノーマン・フォスターと協働して制作した大規模なステンドグラスが据えられている。

意義・現在

アル・ファイサリヤ・センターは、急速に近代化するサウジアラビアの都市景観の先駆けとなった建築である。後に建つキングダム・センターと並んでリヤドの摩天楼時代を切り開き、ハイテック建築の手法を伝統的なモスクの形態と結びつけた点で注目される。砂漠の都に屹立する尖塔は、今日もリヤドを代表するランドマークであり続けている。

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LAST EDIT — 2026.06.28
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