EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture
モード学園コクーンタワー
© Kakidai / CC BY-SA 4.0
FIG. 01 — Q1030463

モード学園コクーンタワー Mode Gakuen Cocoon Tower

東京・西新宿の超高層ビル。三つの専門学校が入る「垂直キャンパス」で、丹下都市建築設計が設計し2008年に竣工した。繭(コクーン)に見立てた楕円形の外観を白い斜めの格子が覆う、高さ204メートルの教育施設である。

FIG. 02 — Location35.6917° N 139.6969° E
日本 西新宿 東京
§1 — 概要

概要

モード学園コクーンタワー(Mode Gakuen Cocoon Tower)は、東京・西新宿に立つ高さ204メートルの超高層ビルである。三つの専門学校が入る「垂直キャンパス」で、約1万人の学生を収容する。設計は丹下都市建築設計。繭(コクーン)を思わせる楕円形の塔体を、白い斜めの格子が覆う独特の姿で、西新宿のランドマークとなっている。

歴史

建物が建つのは、旧朝日生命本社の跡地である。モード学園は、新校舎の設計にあたって設計競技(コンペ)を行い、「直方体でないこと」を唯一の条件として案を募った。約50組の建築家から150を超える提案が寄せられ、繭の形をした丹下都市建築設計の案が選ばれた。工事は2006年5月に始まり、2008年10月に竣工する。同年、エンポリス社の「スカイスクレイパー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた。

建築的特徴

「コクーン」という概念が、この建物の核にある。楕円形の塔体は、学生を包み育てる繭になぞらえられ、外側を白いアルミニウムと濃紺のガラス、そして斜めに交差する白い格子(ダイアグリッド)が覆う。この対角線状の構造は、地震の多い日本で建物を支える合理的な骨組みでもある。地上50階・地下3階の内部では、三層分を吹き抜けにした「スチューデント・ラウンジ」が積み重なり、学生どうしの交流の場となっている。足もとには緑が植えられ、隣には一般にも公開される卵形のホールが寄り添う。

意義・現在

コクーンタワーには、ファッションの東京モード学園、IT・デジタルのHAL東京、医療系の首都医校という三校が入る。横に広がる従来の学校とは異なり、垂直方向に積み上げたキャンパスは、過密な都市における学校建築の新しい解として注目された。世界で二番目に高い教育用の建築でもある。新宿駅と西新宿の高層ビル街をつなぐ玄関口として、街に活気をもたらす存在となっている。

関連する建築

Related
同じ時代
ポストモダン建築 台北101
2004 · 台北
台北101
C. Y. Lee

台北の信義区に立つ、高さ508メートルの超高層ビル。2004年完成。2010年まで世界一…

データ: Wikidata (Q1030463) / 解説: Wikipedia 日本語版 · English / 画像: © Kakidai / CC BY-SA 4.0 — Wikimedia Commons
LAST EDIT — 2026.06.21
ENTRY ID — BLD-0047