© ChristianSchd / CC BY-SA 3.0
FIG. 01 — Q461371
カサ・バトリョ Casa Batlló
Casa Batlló
バルセロナに立つ、アントニ・ガウディが改修した集合住宅。1904〜06年の改造で、骨を思わせる柱、波打つ壁面、色鮮やかなタイルの屋根をまとい、モデルニスモを代表する作品となった。
§1 — 概要概要
カサ・バトリョ(Casa Batlló)は、スペイン・バルセロナに立つ集合住宅で、アントニ・ガウディが改修した。モデルニスモ(カタルーニャ・アール・ヌーヴォー)を代表する作品であり、自然の形態を建築へと翻訳したガウディの想像力を、最もよく示す一棟である。
歴史
もとは1877年に建てられた住宅であったが、実業家バトリョ家の依頼で、1904年から1906年にかけてガウディが大胆に改造した。既存の建物を、外も内も別物に作り変えたこの仕事は、ガウディ円熟期の傑作となる。2005年、「アントニ・ガウディの作品群」の一つとして世界遺産に登録された。
建築的特徴
直線はほとんど見られない。一階の柱は骨を、窓まわりは頭蓋を思わせ、地元では「骨の家」とも呼ばれる。波打つ壁面は、色とりどりの破砕タイル(トレンカディス)とガラスで覆われ、光のもとできらめく。うろこ状のタイルに覆われた湾曲する屋根は、伝説の竜の背とも、その竜を退治した聖ゲオルギオスの剣ともいわれる。建物全体が、骨格と皮膚をもつ一つの生き物のように構想されているのである。
意義・現在
カサ・バトリョは、自然を構造と装飾の源泉とするガウディの思想を凝縮した作品として、モデルニスモの象徴となっている。その独創は、いかなる様式の系譜にも収まらない。現在は一般に公開され、バルセロナを代表する名所となっている。
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