セルティック・パーク Celtic Park
スコットランド・グラスゴーにあるサッカースタジアム。セルティックFCの本拠地で、1892年に現在地に開場した。約6万人を収容する英国有数の規模を誇り、熱狂的な雰囲気で知られる。
§1 — 概要概要
セルティック・パーク(Celtic Park)は、スコットランド最大の都市グラスゴーにあるサッカー専用競技場であり、名門クラブ、セルティックFCの本拠地である。約6万人を収容するスタジアムは英国でも有数の規模を誇り、観客が生み出す圧倒的な雰囲気から「パラダイス」の愛称で親しまれている。グラスゴー東部のパークヘッド地区に位置する。
歴史
セルティックFCは1887年に創設され、翌1888年に最初のグラウンドで活動を始めた。1892年、賃料の高騰を機に近接する現在地へと移転し、新たな競技場が開場した。これが今日まで続くセルティック・パークの起点である。20世紀を通じて段階的に改修されたのち、1990年代に大規模な全面改築が行われ、立見席を廃した全席屋根付きの近代的スタジアムへと生まれ変わった。この改築には、英国の都市計画家パーシー・ジョンソン・マーシャルの事務所などが関与している。
建築的特徴
現在の競技場は、四方を高いスタンドで囲んだ典型的な英国型の専用競技場である。とりわけノース・スタンドは二層式の大規模な観客席を擁し、ピッチに迫る急勾配のスタンドが一体感のある観戦空間を生む。屋根はカンチレバー構造によって支柱を減らし、観客の視界を妨げない設計とされている。陸上トラックを持たないサッカー専用構造ゆえ観客とピッチの距離が近く、声援が場内に反響する音響的な効果も大きい。
意義・現在
セルティック・パークは、グラスゴーにおける労働者階級のコミュニティとアイルランド系移民の歴史に深く根ざしたクラブの象徴である。宿敵レンジャーズFCとの「オールド・ファーム」をはじめ、数々の歴史的試合の舞台となってきた。スコティッシュ・カップやUEFA主催の国際試合の会場ともなり、グラスゴーのスポーツ文化を象徴する施設として広く知られている。現在もセルティックFCの本拠地として使用され、スコットランド・サッカーの中心的な場の一つであり続けている。