EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture
シャルロッテンブルク宮殿
© abbilder / CC BY 4.0
FIG. 01 — Q154996

シャルロッテンブルク宮殿 Charlottenburg Palace

Schloss Charlottenburg

ベルリンにあるプロイセン王家のバロック宮殿。1695年にゾフィー・シャルロッテのための離宮として始まり、1世紀をかけてバロックからロココ、新古典主義へと増築された。

FIG. 02 — Location52.5211° N 13.2958° E
ドイツ ベルリン ベルリン
§1 — 概要

概要

シャルロッテンブルク宮殿(Schloss Charlottenburg)は、ドイツ・ベルリンのシャルロッテンブルク=ヴィルマースドルフ区にあるプロイセン王家の宮殿である。ベルリンに現存する最大の宮殿であり、選帝侯・国王の居館として歴代の建築家が手を加えた、ドイツ・バロックを代表する建築の一つである。

歴史

宮殿は1695年、選帝侯フリードリヒ3世(後のプロイセン王フリードリヒ1世)が妃ゾフィー・シャルロッテのための離宮として、ヨハン・アルノルト・ネーリングに設計させたことに始まる。当初は「リーツェンブルク」と呼ばれる小規模な館であったが、ゾフィー・シャルロッテの死後、彼女を偲んで現在の名に改められた。18世紀初頭にはヨハン・フリードリヒ・エオザンダーが中央にクーポラを戴く本館とオランジェリーを加えて大宮殿へと拡張し、続くフリードリヒ大王の時代にはゲオルク・ヴェンツェスラウス・フォン・クノーベルスドルフが東側に新翼を増築した。さらに18世紀末、カール・ゴットハルト・ラングハンスが劇場を加えている。第二次世界大戦中の1943年に空襲で大きな被害を受けたが、戦後に丹念な復元が行われた。

建築的特徴

1世紀以上にわたる増築の結果、宮殿には複数の様式が共存する。中央部はドームを戴く均整のとれたバロックの構成をとり、クノーベルスドルフによる新翼の内部はフリードリヒ大王好みの華麗なロココで装飾される。一方、ラングハンスの手になる部分には新古典主義の明快さが現れる。庭園はフランス式の整形庭園として始まり、後にイギリス式の風景庭園へと改変された。大規模なオランジェリーをはじめ、付属建築も見どころが多い。

意義・現在

シャルロッテンブルク宮殿は、プロイセン王権の盛衰とともに姿を変えてきた建築の集成である。各時代の様式が一つの敷地に重なり合うさまは、ドイツ近世建築の展開を一望させる。現在は博物館として一般に公開され、ベルリンを代表する文化財・観光地となっている。

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LAST EDIT — 2026.06.27
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