EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture
ルーメン・フィールド
© Smart Destinations (GoSeattleCard.com) / CC BY-SA 2.0
FIG. 01 — Q612736

ルーメン・フィールド Lumen Field

シアトル中心部に近い多目的スタジアム。エラーブ・ベケットとLMNが設計し、2002年に開場した。観客席の大半を覆う片持ちの大屋根と開放的な構成で、観客の音が反響する熱気ある空間で知られる。

FIG. 02 — Location47.5953° N 122.3317° W
アメリカ合衆国 ワシントン州 シアトル
§1 — 概要

概要

ルーメン・フィールド(Lumen Field)は、アメリカ合衆国ワシントン州シアトルの中心部に近いソード地区に建つ多目的スタジアムである。NFLのシアトル・シーホークス、MLSのシアトル・サウンダーズFCなどが本拠とし、アメリカンフットボールとサッカーの双方に対応する。屋外型でありながら観客席の大半に屋根を架け、観客の発する音が場内に反響する熱狂的な雰囲気で知られる。

歴史

建設地には、かつてシーホークスやマリナーズが本拠とした屋内競技場キングドームが建っていたが、2000年に解体された。その跡地で2000年から建設が進められ、2002年に開場した。事業はシーホークスのオーナーであったポール・アレンが主導し、運営会社を設立して、開放的で臨場感のある競技場を求めた。当初はシーホークス・スタジアムと称したが、命名権の取得・移転に伴ってクエスト・フィールド、センチュリーリンク・フィールドと名を変え、2020年に現在のルーメン・フィールドとなった。

建築的特徴

スタジアムは完全な屋根を架けず、観客席のおよそ七割を覆う大屋根を、支柱を観客の視界に入れないカンチレバーとして張り出している。これにより視界を妨げずに雨を防ぎ、開放感と一体感を両立させている。屋根は反響板のように働き、観客の歓声を場内へ集めて増幅する。北側を開いて市街地への眺望を確保するなど、敷地と都市への配慮も設計に組み込まれている。

意義・現在

ルーメン・フィールドは、観客の臨場感と音響効果を重視した現代スタジアム設計の一例として注目される。プロのアメリカンフットボールとサッカーをともに高い水準で受け入れる多目的施設であり、シアトルのスポーツ文化の拠点となっている。2026年のサッカー・ワールドカップでは会場の一つに選ばれ、大会期間中は「シアトル・スタジアム」の名で用いられる。

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LAST EDIT — 2026.06.30
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