EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture
プラハ市民会館
© Diego Delso / CC BY-SA 4.0
FIG. 01 — Q2334312

プラハ市民会館 Municipal House

Obecní dům

プラハ旧市街、火薬塔の隣に建つアール・ヌーヴォーの市民会館。1905年から1912年にかけてポリーフカとバルシャーネクが設計し、ミュシャらが内部を飾った。スメタナホールを擁する。

FIG. 02 — Location50.0876° N 14.4282° E
チェコ プラハ プラハ
§1 — 概要

概要

プラハ旧市街、共和国広場に面し、火薬塔に隣接して建つ市民会館(オベツニー・ドゥーム)である。チェコを代表するアール・ヌーヴォー建築であり、コンサートホールとして名高いスメタナホールを中心に、舞踏室やカフェ、レストランを擁する複合文化施設である。プラハ市が市民のための代表的な催事場として建設した。

歴史

この地にはかつてボヘミア王の宮廷が置かれ、14世紀末から15世紀にかけて歴代の王が居住したが、のちに荒廃し、20世紀初頭に取り壊された。現在の建物は1905年に着工し、オスヴァルト・ポリーフカとアントニーン・バルシャーネクの設計によって1912年に開館した。チェコ民族の文化的自負を象徴する建築として迎えられ、1918年にはチェコスロヴァキア独立宣言の舞台ともなって、国民的な記憶を刻む場となっている。

建築的特徴

ファサードは寓意彫刻と漆喰装飾で飾られ、正面入口の上にはカレル・シュピラルによるモザイク画《プラハへの讃歌》が掲げられる。その両脇には、ラディスラフ・シャロウンによる《民衆の屈従》と《民衆の復活》と題された彫刻群が配される。ガラスのドームをいただくスメタナホールをはじめ、内部はアルフォンス・ミュシャ、ヤン・プライスレル、マックス・シュヴァビンスキーら当代一流の画家・彫刻家の仕事で満たされる。とりわけミュシャが一室を丸ごと手がけた市長の間は、その装飾の白眉として知られる。

意義・現在

本建築は、当代一流の画家・彫刻家・工芸家を統括して一個の総合芸術へとまとめ上げた、チェコ・アール・ヌーヴォーの記念碑である。今日もコンサートやイベントの会場として現役で使われ、プラハ市民の文化生活の拠点であり続けている。内部の多くの部屋はガイドツアーで公開され、訪れる人を当時の華やぎへと誘う。チェコ国定文化記念物に指定されている。

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データ: Wikidata (Q2334312) / 画像: © Diego Delso / CC BY-SA 4.0 — Wikimedia Commons
LAST EDIT — 2026.06.28
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