ナショナル・ギャラリー National Gallery
ロンドンのトラファルガー広場に面して建つ、イギリスの国立美術館。1824年に創設され、1838年にウィルキンスの設計でこの地に開館した。コリント式の列柱が並ぶギリシア復興様式の正面で知られ、ダ・ヴィンチやゴッホなど西洋絵画の傑作を所蔵する。
§1 — 概要概要
ナショナル・ギャラリーは、イギリスの首都ロンドンのトラファルガー広場に面して建つ美術館である。13世紀から19世紀末までの西洋絵画を集めた、イギリスの国立コレクションを所蔵する。コリント式の列柱が並ぶ古典的な正面と、中央のドームによって、広場の北側を飾る、ロンドンを代表する建物の一つである。
歴史
ナショナル・ギャラリーは、1824年、イギリス政府が実業家アンガースタインの絵画38点を買い上げ、国立コレクションの核としたことに始まる。当初はペル・メルの邸宅で公開されていたが、手狭なため、新たに建物が建てられることになった。設計はギリシア復興様式の建築家ウィリアム・ウィルキンスが手がけ、1832年に着工、1838年にトラファルガー広場の現在地で開館した。その後もコレクションの拡大にともなって増築が重ねられ、1876年にはE・M・バリーによる東側の展示室が、1991年にはロバート・ヴェンチューリらによるポストモダンの「セインズベリー翼」が加えられた。
建築的特徴
ナショナル・ギャラリーは、古代ギリシアの神殿に着想を得たギリシア復興様式の建物である。横長の正面の中央には、八本のコリント式の円柱がならぶポルティコがそびえ、その上に三角形のペディメントをいただく。背後には、低いドラムにのった浅いドームが控える。これらの円柱の一部には、取り壊されたカールトン・ハウスから運ばれた柱が再利用されている。左右に長く広がる翼部には小さなドームを冠した小塔が立ち、全体に均整のとれた古典の構成を示している。
意義・現在
ナショナル・ギャラリーは、入館無料で誰もが名画に親しめる場として、長く市民に開かれてきた。レオナルド・ダ・ヴィンチやファン・エイク、ゴッホらの傑作を擁し、年間数百万人が訪れる、世界有数の美術館である。
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