EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture
オスロ・オペラハウス
© Rafał Konieczny / CC BY-SA 4.0
FIG. 01 — Q43280

オスロ・オペラハウス Oslo Opera House

オスロ湾に臨むノルウェー国立オペラ・バレエの本拠。スノヘッタの設計で2003年に着工し2008年に開館した。白い大理石の屋根がそのまま歩ける広場となり、建築と公共空間・景観が一体化している。

FIG. 02 — Location59.9069° N 10.7536° E
ノルウェー オスロ オスロ
§1 — 概要

概要

オスロ・オペラハウス(Operahuset)は、ノルウェーの首都オスロのビョルヴィカ地区、オスロ湾の奥に立つノルウェー国立オペラ・バレエの本拠である。設計事務所スノヘッタ(Snøhetta)が手がけ、傾斜した白い屋根がそのまま歩いて登れる広場となる構成で広く知られる。建築でありながら景観であり、公共空間でもある点に独自性がある。

歴史

1999年、長い国民的議論を経て、ノルウェー議会が新しいオペラハウスの建設を決定した。設計競技には多数の応募があり、ノルウェーの事務所スノヘッタの案が選ばれた。2003年に着工し、2007年に予定を前倒しして竣工、2008年4月12日に国王臨席のもとで開館した。湾を埋め立てた造成地に杭を打って建てられ、オスロが工業的な水辺を公共空間へと再生する再開発の、最初の建物となった。

建築的特徴

建物の最大の特徴は、地表から水際へと緩やかに傾く大屋根である。屋根と外壁の傾いた面はイタリア・カラーラ産の白大理石とノルウェー産の白御影石で覆われ、人々が自由に登って湾を見渡せる広場として開かれている。内部はオーク材で覆われ、外部の冷たい白とは対照的な温かみをもつ。主ホールは古典的な馬蹄形の客席をもち、舞台塔は織物の模様を思わせる白いアルミ板で覆われる。街路に面した高さ約15メートルのガラス壁が、内と外を視覚的につないでいる。

意義・現在

オスロ・オペラハウスは、屋根を市民に開放するという発想によって、文化施設を都市の公共空間として位置づけ直した事例として評価される。2008年に世界建築祭の文化部門賞、2009年に欧州連合の現代建築賞(ミース・ファン・デル・ローエ賞)を受けた。ビョルヴィカ再開発の核として、その後の美術館や図書館の集積を先導した。様式の枠では捉えにくい建築だが、景観と一体化した現代建築の代表例とされる。

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データ: Wikidata (Q43280) / 画像: © Rafał Konieczny / CC BY-SA 4.0 — Wikimedia Commons
LAST EDIT — 2026.06.29
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