EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture
Q1
© Jordan Gellie / CC0
FIG. 01 — Q125846

ゴールドコーストに建つ高さ322.5メートルの超高層集合住宅。オーストラリア一の高さを誇り、2005年の完成から2011年まで住宅としては世界一の高さであった。オリンピックの聖火に着想した尖塔をもつ。

FIG. 02 — Location28.0061° S 153.4294° E
オーストラリア クイーンズランド州 ゴールドコースト
§1 — 概要

概要

Q1(クイーンズランド・ナンバーワン、Q1 Tower)は、オーストラリア・ゴールドコーストのサーファーズ・パラダイスに建つ超高層の集合住宅である。尖塔を含む高さは322.5メートルに達し、オーストラリアで最も高い建築物として知られる。2005年の完成から2011年まで、住宅専用としては世界一の高さを誇った。

歴史

計画はシドニー・オリンピックの開かれた2000年に構想され、開発を地元の不動産会社サンランド・グループが手がけた。設計は同社の設計部門サンランド・デザイン・グループ(SDG)と、建築事務所ザ・ブカン・グループの協働による。2002年に着工して2005年に竣工し、同年のエンポリス・スカイスクレイパー賞では、スウェーデンのターニング・トルソに次ぐ銀賞に輝いた。

建築的特徴

全体を覆うガラスのカーテンウォールが、海辺の光を映す滑らかな塔身をつくり、サーファーズ・パラダイスの他の高層棟と一線を画す。形態はシドニー・オリンピックの聖火台とオペラハウスの帆から着想され、アルミで縁取られたリボン状の帯が塔身を螺旋状に取り巻く。頂部へ伸びる尖塔は全高の相当部分を占め、塔脚部の彫塑的な曲面が低層の商業空間を覆う。直径2メートルの杭26本が岩盤まで打ち込まれ、海に近い地盤の上に塔を支えている。塔内には500戸を超える住戸が納まり、二系統の高速エレベーターが上層の展望デッキまでを結ぶ。

意義・現在

Q1はゴールドコーストの天際線を決定づける存在であり、2009年にはクイーンズランド州の象徴のひとつにも選ばれた。最上部の展望デッキ「スカイポイント」は観光名所として親しまれ、外周を歩くクライミング体験も人気を集める。住宅・観光・商業を一体化させた複合超高層として、リゾート都市の現代的な記念碑となっており、完成から二十年を経てなおオーストラリアで随一の高さを保っている。

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データ: Wikidata (Q125846) / 画像: © Jordan Gellie / CC0 — Wikimedia Commons
LAST EDIT — 2026.06.28
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