EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture

多弁アーチPolylobed arch

多弁アーチは、アーチの内側の輪郭を複数の小さな弧(弁)で刻んだ形式である。イスラーム建築で広く用いられ、コルドバの大モスクに早い例がある。荷重の伝わり方は通常のアーチと変わらず、弁はもっぱら意匠上の分節として働く。マグリブとアル=アンダルスではこれを交差させてセブカの網目文様を生み、壁面装飾の主要な語彙となった。

内側の輪郭が小さな弧の連なりで縁取られたアーチ
サラゴサ、アルハフェリア宮殿の多弁アーチ(11世紀)EmDee / CC BY-SA 3.0 — Wikimedia Commons
関連用語 セブカ