EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture

ロシア建築

Russian architecture
年代
988 — 1700
地域
ロシア・東スラヴ圏
時代
中世

定義

ロシア建築(Russian architecture)は、東スラヴの地に展開した建築の伝統を指す。ビザンティンの正教会建築を母体としつつ、寒冷な気候と豊かな森林を背景に、独自の形式を育てた。

時代・地域

10世紀末のキリスト教受容に始まり、キエフ・ルーシからウラジーミル・スーズダリ、ノヴゴロド、そしてモスクワ大公国・ロシア・ツァーリ国へと、中心を移しながら展開した。18世紀のピョートル大帝による西欧化までが、その古典的な時代にあたる。

形態的特徴

たまねぎ形のドーム(クーポラ)が林立する多ドームの構成、垂直性を強調した塔状の聖堂、木造建築に由来する天幕屋根(シャーチョル)などが特徴である。赤煉瓦と白石、鮮やかな彩色やタイルが、独特の華やかさを生む。

代表建築

モスクワ・赤の広場の聖ワシリイ大聖堂が、その奔放な造形の頂点として名高い。本データベースでも、ロシア建築を象徴する作例として位置づける。

前後様式との関係

ビザンティン建築を源流とし、のちにバロックや新古典主義など西欧の様式を取り込みながら、近代へと続いた。本データベースでは、天幕屋根教会などをその一部に含む広い様式区分とする。

ロシア建築
§1

代表建築

Buildings
ロシア建築 クレムリン
1485 · モスクワ
クレムリン
Pietro Antonio Solari

モスクワの中心に立つ、ロシアの城塞。12世紀の砦に始まり、15世紀末、イヴァン3世…

§2

様式の系譜

Lineage