ニューヨークのマンハッタン南部に建つ超高層ビル。2001年の同時多発テロで失われた世界貿易センターの跡地に、再建の中心として築かれた。設計はSOMのデイヴィッド・チャイルズ。尖塔までの高さは独立宣言の年にちなむ1,776フィート(約541メートル)で、西半球一高い。
§1 — 概要概要
ワン・ワールドトレードセンターは、アメリカ、ニューヨークのマンハッタン南部に建つ超高層ビルである。2001年の同時多発テロで失われた世界貿易センターの跡地に、再建の中心として築かれた。尖塔の先までの高さは1,776フィート(約541メートル)に達し、アメリカおよび西半球で最も高い建物として知られる。
歴史
2001年9月11日の同時多発テロにより、ツインタワーと呼ばれた世界貿易センターの二棟が倒壊した。その跡地の再建にあたり、まず建築家ダニエル・リベスキンドが敷地全体の基本計画をまとめ、犠牲者を悼む記念施設と新たな高層ビル群の配置を定めた。塔そのものの設計は、最終的にSOMのデイヴィッド・チャイルズが担い、安全性を最優先に練り直された。2006年に着工し、2013年に尖塔が据えられて高さが確定、2014年に開業した。当初は「フリーダム・タワー」と呼ばれたが、2009年に現在の名称に改められている。
建築的特徴
ワン・ワールドトレードセンターは、一辺およそ61メートルの正方形を底面とする。これはかつてのツインタワーの平面とほぼ同じ寸法である。塔は上へ向かうにつれて隅を斜めに削られ、八つの細長い三角形が組み合わさった形をとり、頂部では底面から45度ねじれた正方形に変わる。光や見る角度によって表情を変えるこの造形は、カーテンウォールのガラスに空を映す。内部には頑丈な鉄筋コンクリートのコアが据えられ、爆発に耐える低層部とともに、テロの教訓をふまえた安全設計がほどこされている。頂きには124メートルの尖塔が立ち、全体の高さを独立宣言の年にちなむ1,776フィートに導いている。
意義・現在
ワン・ワールドトレードセンターは、悲劇の跡地を再生の象徴へと変えた建物として、特別な意味をもつ。隣接するナショナル9.11メモリアルとともに、訪れる人々に喪失と再起の記憶を伝えている。今日は西半球で最も高いオフィスビルとして、ロウアー・マンハッタンのスカイラインの中心に立っている。
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