EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture
ウフィツィ美術館
© Arek N. / CC BY-SA 3.0
FIG. 01 — Q51252
様式 · ルネサンス建築 時代 · ルネサンス 類型 · 文化施設 ★ ユネスコ世界遺産「フィレンツェ歴史地区」(1982年登録)の一部

ウフィツィ美術館 Uffizi Gallery

Galleria degli Uffizi

フィレンツェ、アルノ川のほとりに建つ世界有数の美術館。もとはメディチ家の役所として、1560年にヴァザーリの設計で着工した。ボッティチェリの《ヴィーナスの誕生》などルネサンス絵画の至宝を所蔵し、コの字型の中庭と列柱の眺めで知られる。

FIG. 02 — Location43.7683° N 11.2553° E
イタリア トスカーナ州 フィレンツェ
§1 — 概要

概要

ウフィツィ美術館は、イタリアのフィレンツェ、アルノ川のほとりに建つ美術館である。もとはメディチ家の行政・司法の役所として建てられた建物で、「ウフィツィ」とは「役所」を意味する。ボッティチェリの《ヴィーナスの誕生》をはじめ、ルネサンス絵画の至宝を所蔵する、世界で最も名高い美術館の一つである。

歴史

ウフィツィは、トスカーナ大公コジモ1世の命により、画家にして建築家のジョルジョ・ヴァザーリの設計で、1560年に着工した。フィレンツェの諸官庁を一か所に集めるための建物であった。ヴァザーリは1565年、この建物とアルノ川対岸のピッティ宮を結ぶ高架の通路「ヴァザーリの回廊」も築いている。1574年にヴァザーリが世を去ったのちは、ベルナルド・ブオンタレンティとアルフォンソ・パリージが工事を引き継ぎ、1581年に完成させた。同年、コジモ1世の子フランチェスコ1世が最上階をメディチ家の美術収集の場へと改め、これがウフィツィ美術館の始まりとなった。

建築的特徴

ウフィツィは、二棟の細長い建物を平行に並べ、アルノ川側で短い棟がつなぐ、コの字型の構成をもつ。二棟にはさまれた中庭は、奥のアルノ川へと細長く開け、両側にドーリア式の列柱が連なるコロネードが、整然とした遠近の眺めをつくり出している。後期ルネサンスからマニエリスムにかけての、均整と洗練をきわめた建築として名高い。最上階のロッジアを改めた回廊や、ブオンタレンティによる八角形のトリブーナの間が、美術館の中心をなしている。

意義・現在

ウフィツィは、16世紀以来メディチ家が集めた美術品を母体とし、1769年に一般へ公開された、世界で最も早い近代美術館の一つである。フィレンツェ歴史地区の一部としてユネスコ世界遺産に登録され、いまも年間数百万人が、ルネサンスの名画を求めて訪れる。

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LAST EDIT — 2026.06.21
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