EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture

岩窟建築Rock-cut architecture

石を積み上げるのではなく、崖や岩盤を掘り込んで内部空間をつくる建築。壁も柱も天井も、掘り残された岩そのものである。構造上は「建てる」ではなく「彫る」行為であり、荷重を支える組積の論理が働かない点で通常の建築と異なる。エジプトのアブ・シンベル神殿、インドのアジャンター石窟群、ヨルダンのペトラなどが代表例で、エチオピアのラリベラでは地表から掘り下げる手法が用いられた。

赤い岩壁に彫り出された、円柱と破風をもつ二層の正面
ペトラのエル・ハズネ(ヨルダン)。岩壁から神殿風の正面を彫り出すVyacheslav Argenberg / CC BY 4.0 — Wikimedia Commons
様式 仏教建築
関連用語 仏龕