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120コリンズ・ストリート
© Canley / CC BY-SA 3.0
FIG. 01 — Q172402

120コリンズ・ストリート 120 Collins Street

メルボルン中心部のコリンズ・ストリートに建つ高さ265メートルの超高層ビル。設計事務所ハッセルがダリル・ジャクソンと協働し1989〜91年に建設した、ニューヨークのアール・デコ摩天楼に範をとるポストモダンのオフィス塔である。

FIG. 02 — Location37.8138° S 144.9695° E
オーストラリア ビクトリア州 メルボルン
§1 — 概要

概要

120コリンズ・ストリート(120 Collins Street)は、オーストラリア・メルボルンの目抜き通りコリンズ・ストリートに建つ高さ265メートルの超高層ビルである。1991年の完成時にオーストラリア一の高さを誇り、以後14年にわたりその座を保った。花崗岩の外装と頂部の尖塔をもつ、ポストモダン期を代表するオフィス建築のひとつである。

歴史

建物は1989年に着工し、1991年8月に竣工した。設計はオーストラリアの設計事務所ハッセルが、建築家ダリル・ジャクソンと協働して手がけた。屋上までの高さは220メートルで、これに45メートルの尖塔が加わり総高265メートルとなる。構造設計はコンネル・ワグナーが担当した。オフィス用の階に加えて設備専用の階を備え、全体で50階を超える規模をもつ。完成から14年後の2005年にゴールドコーストのQ1に抜かれるまで国内最高層であり、メルボルン市内では2006年のユーレカ・タワー竣工まで首位を保った。

建築的特徴

設計は、エンパイア・ステート・ビルやクライスラー・ビルといったニューヨークのアール・デコ摩天楼への明確なオマージュとして構想された。上層へ向かって段状に後退するセットバックの輪郭、重厚な花崗岩の外壁、中心軸に立つ尖塔が、1930年代の摩天楼の記憶を現代に呼び戻す。装飾を排した同時代のガラス塔とは一線を画し、過去の様式の引用を肯定するポストモダンの姿勢が外観を貫いている。

意義・現在

120コリンズ・ストリートは、機能主義の透明な箱が主流化した時代に、歴史的様式の参照によって都市の記念碑性を取り戻そうとした試みである。長くオーストラリア最高層であった事実とあわせ、同国の高層建築史における節目を画す存在として位置づけられる。現在も多くの企業が入居する現役のオフィスビルであり、メルボルンのスカイラインを特徴づけている。

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LAST EDIT — 2026.06.27
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