EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture

セットバックSetback

建物の上層を下層より後退させ、階段状に細めていく手法。高層建築では、上にいくほど断面を絞ることで構造的な負担と風の影響を減らし、地上に届く日照や圧迫感を和らげる効果もある。20世紀初頭のニューヨークでは、日照を確保するための条例がアール・デコ期の階段状の摩天楼を生んだ。各段で形状が変わると風の渦が組織化されにくくなるため、ブルジュ・ハリーファのように揺れの抑制をねらって意図的に用いられる例もある。