EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture
ヴロツワフ大聖堂
© Taxiarchos228 / Hic et nunc (Wikimedia Commons) / FAL
FIG. 01 — Q910211
様式 · ゴシック建築 時代 · 中世 類型 · 宗教建築 ★ ポーランド歴史記念物(Pomnik historii)

ヴロツワフ大聖堂 Wrocław Cathedral

Archikatedra św. Jana Chrzciciela

ポーランド、ヴロツワフの大聖堂島に建つ煉瓦ゴシックの大聖堂。洗礼者ヨハネに捧げられ、現在の建物は1244年頃に着工した。約98メートルの双塔の正面が街のランドマークをなす。

FIG. 02 — Location51.1142° N 17.0466° E
ポーランド 下シロンスク県 ヴロツワフ
§1 — 概要

概要

ヴロツワフ大聖堂(ポーランド語: Archikatedra św. Jana Chrzciciela)は、ポーランド南西部の都市ヴロツワフ、オドラ川に臨む大聖堂島(オストルフ・トゥムスキ)に建つ大聖堂である。洗礼者ヨハネに捧げられ、ヴロツワフ大司教区の司教座聖堂をなす。現在の建物は、同地に建てられた四代目の聖堂にあたる。

歴史

この地には10世紀以来、いくたびも教会が建て替えられてきた。現在のゴシック聖堂は1244年頃に着工し、周歩廊を備えた内陣と東側の塔が13世紀後半までに、双塔をもつ身廊部が14世紀半ばまでにおおむね整った。18世紀にはドームを戴くバロックの礼拝堂が東側に加えられた。第二次世界大戦末期の1945年に市街戦で大きく破壊されたが、戦後ゴシックの姿に復元され、塔の尖塔も再建された。

建築的特徴

赤煉瓦を積み上げたバシリカ式の三廊式聖堂で、北ヨーロッパの煉瓦ゴシックの系譜に立つ。内部は尖頭アーチリブ・ヴォールトによって高く吊り上げられる。西正面の双塔は約98メートルに達し、街の遠望を画する。東端には、ウィーンの建築家ヨハン・ベルンハルト・フィッシャー・フォン・エルラッハが設計した選帝侯礼拝堂(コルプス・クリスティ礼拝堂、1716〜1724年)が付属し、楕円ドームを戴くバロックの空間がゴシックの本体と対をなす。

意義・現在

ゴシックの本体は中世の名を伝えぬ親方たちの仕事であり、そこに後世のバロック礼拝堂や19世紀のステンドグラス・尖塔が重なって、千年におよぶ建て替えの歴史を体現する。ヴロツワフ旧市街とともにポーランドの歴史記念物に指定され、市を代表する建築として親しまれている。

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LAST EDIT — 2026.06.29
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