EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture

二重殻ドームDouble-shell dome

二重殻ドームとは、内側と外側に二層の殻を重ね、その間に空隙を設けて構成するドームの形式をいう。一枚の厚い殻に比べて軽く、外観の高さと内部の見え方を別々に整えられる利点がある。フィレンツェ大聖堂のドーム(1436年完成)でブルネレスキが用いた手法が名高く、煉瓦を魚骨状に積む工夫とあわせて、足場の仮枠なしでの建設を可能にした。のち、サン・ピエトロ大聖堂やセント・ポール大聖堂のドームにも受け継がれている。

八角形のドームを一部切り欠いて、内側と外側の二枚の殻を見せた図
フィレンツェ大聖堂のドームの切断模型図。内外二層の殻の間に通路と階段が通る作者不明 / パブリックドメイン — Wikimedia Commons
様式史の章 再生