EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture

堀Moat

堀(moat、濠)は、城や邸宅の周囲をめぐらせて防御を固めるための、水をたたえた、あるいは水のない(空堀)溝である。敵の接近や坑道掘りを妨げ、城門へ至る経路を橋や跳ね橋に限定する働きをもつ。中世ヨーロッパの城郭で広く用いられ、とりわけ平地に築かれた城では主要な防御線となった。一方、建物を水面に映し出す堀は、城の姿を一段と印象的に見せる視覚的な効果ももたらした。

広い水堀に囲まれ、水面に姿を映す四角い石の城
イングランド南東部のボディアム城(14世紀末)。四方を水堀が囲むAntony McCallum / CC BY-SA 3.0 — Wikimedia Commons
関連用語 浸水防御