EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture
サヴォア邸
© Omar Bárcena / CC BY 2.0
FIG. 01 — Q940746
様式 · インターナショナル・スタイル 時代 · 近代モダニズム 類型 · 宮殿・邸宅 ★ 世界遺産「ル・コルビュジエの建築作品—近代建築運動への顕著な貢献」の構成資産(2016年登録)

サヴォア邸 Villa Savoye

パリ近郊ポワシーに立つ、ル・コルビュジエの代表作。1928年に着工、1931年に完成した白い箱形の住宅で、ピロティ・横長窓・屋上庭園など「近代建築の五原則」を一つの建物に結晶させた。

FIG. 02 — Location48.9244° N 2.0283° E
フランス イル=ド=フランス地域圏 ポワシー
§1 — 概要

概要

サヴォア邸(Villa Savoye)は、パリ北西の郊外ポワシーに立つ住宅で、ル・コルビュジエとピエール・ジャヌレが設計した。1928年に着工し、1931年に完成した。一見すると細い柱に持ち上げられた白い箱にすぎないが、これはル・コルビュジエが唱えた「近代建築の五原則」を一つの建物に凝縮した、モダニズム住宅の到達点である。

歴史

施主サヴォア家の週末住宅として建てられた。第二次世界大戦で被災し、戦後は荒廃して取り壊しの危機にも瀕したが、その重要性が認められて1960年代以降に修復され、現在はフランスの歴史的記念物として一般に公開されている。2016年、ル・コルビュジエの一連の作品の一つとして世界遺産に登録された。

建築的特徴

この住宅は「近代建築の五原則」——ピロティ自由な平面自由な立面横長窓屋上庭園——をすべて備える。鉄筋コンクリートの柱が一階を持ち上げ、その下に車寄せを通す。柱が荷重を担うため、各階の間仕切りも外壁も自由に構成でき、壁を横へ切り開いた横長窓が室内を均質に照らす。内部はスロープで各階を緩やかにつなぎ、歩くにつれて移り変わる風景(建築的プロムナード)を楽しめる。屋上には庭園が設けられた。

意義・現在

サヴォア邸は、ル・コルビュジエの理論を最も純粋に体現した作品として、近代建築の象徴的存在となった。白い箱、ピロティ、横長窓という語彙は、その後の住宅・建築に広く受け継がれた。現在は博物館として公開され、20世紀建築を学ぶ者の巡礼地となっている。

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※ ヴィラ・サヴォワはル・コルビュジエ(1965年没)およびピエール・ジャヌレ(1967年没)の作品で著作権は保護期間中であり、フランスにはパノラマの自由の全面的規定がない。掲載写真は撮影者がCC BY 2.0で公開したものを使用している。
LAST EDIT — 2026.07.04
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