EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture

歴史主義Historicism

過去のさまざまな様式を学び、選び取って用いる、19世紀の建築の基本姿勢。それまで建築家は、自らの時代の様式のなかで設計してきた。だが啓蒙以降、考古学の進展で古今の様式が一望できるようになると、用途や信条に応じて「どの過去を選ぶか」が問われるようになる。新古典主義もゴシック・リヴァイヴァルも、この歴史主義の現れである。様式が、自明の前提から選択の対象へと変わった近代の自意識を示す。

様式史の章 啓蒙と復古