EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture

パッラーディオ主義Palladianism

パッラーディオ主義(Palladianism)は、16世紀イタリアの建築家アンドレア・パッラーディオの古典主義に範をとる様式・運動である。左右対称の明快な構成、古代神殿風の柱廊(ポルティコ)、調和した比例を重んじ、アーチの両脇に方形の開口を添える「パッラーディオ窓(セルリアーナ)」もよく知られる。著書『建築四書』を通じて広まり、17世紀の英国でイニゴ・ジョーンズが導入したのち、18世紀前半にバーリントン卿やウィリアム・ケントらが復興して、ジョージアン建築の規範となった。アメリカにも伝わり、邸宅や公共建築の基本語彙となった。

ドームとポルティコをもつ白い左右対称の邸宅と前庭
ロンドンのチズウィック・ハウス(1729年)。パッラーディオのヴィラに倣ったバーリントン卿の邸宅Michael Coppins / CC BY-SA 4.0 — Wikimedia Commons
四本の円柱が三角形の破風を支える神殿正面の銅版画
パッラーディオ『建築四書』第4書の図版。古代神殿の正面を描く作者不明 / パブリックドメイン — Wikimedia Commons
様式史の章 再生