EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture

稜堡Bastion

概要

稜堡(りょうほ)は、城壁から角状に突き出した防御施設で、火砲の時代の要塞を特徴づける。多角形の平面をもち、隣り合う稜堡どうしが互いの死角を射撃で補い合うことで、城壁に取りつこうとする敵を側面から制圧できる。複数の稜堡を星形に配した稜堡式要塞は16〜18世紀のヨーロッパで発達し、その幾何学的な縄張りは近世築城術の到達点を示す。サンクトペテルブルクのペトロパヴロフスク要塞も六つの稜堡をもつこの形式をとる。

関連用語 稜堡式城郭