EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture

鋳鉄Cast iron

鋳鉄は、炭素を多く含み、溶かして型に流し込んで成形する鉄である。圧縮に強く複雑な形を量産できる一方、引張や衝撃には弱い。19世紀の産業革命期に建築の構造材として広く使われ、細い柱で大きな空間を支えることを可能にした。橋や駅舎、市場、温室、そして教会にまで用いられ、鉄とガラスによる近代建築の道をひらいた。