EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture
アメリカ合衆国議会議事堂
© Architect of the Capitol / Public domain
FIG. 01 — Q54109
様式 · 新古典主義建築 時代 · 新古典・歴史主義 類型 · 公共・官庁 ★ アメリカ合衆国国定歴史建造物(National Historic Landmark)

アメリカ合衆国議会議事堂 United States Capitol

United States Capitol

ワシントンD.C.に建つ、アメリカ合衆国議会の議場。1793年に着工し、ソーントン、ラトローブ、ブルフィンチ、ウォルターら歴代の建築家が手がけた。中央の巨大な鋳鉄製ドームを戴く新古典主義の建物で、アメリカの民主主義を象徴する。

FIG. 02 — Location38.8897° N 77.0092° W
アメリカ合衆国 コロンビア特別区 ワシントンD.C.
§1 — 概要

概要

アメリカ合衆国議会議事堂(連邦議会議事堂)は、首都ワシントンD.C.のキャピトル・ヒルに建つ、合衆国議会の議場である。上院と下院がここで開かれ、アメリカの民主主義の象徴とされる。中央に大きな白いドームを戴く新古典主義の堂々たる姿は、建国以来のこの国の歩みとともにかたちづくられてきた。

歴史

議事堂は、1792年の設計競技で選ばれたウィリアム・ソーントンの案をもとに、1793年にジョージ・ワシントンが礎石を据えて着工した。当初の建設はベンジャミン・ラトローブが主に担い、上下両院の議場を整えたが、1814年、米英戦争でイギリス軍に焼かれてしまう。ラトローブが再建を進め、続くチャールズ・ブルフィンチが1826年に中央部を完成させ、ロタンダと最初の低いドームを架けた。19世紀半ば、州の増加で議員が増えると、トマス・U・ウォルターが南北に大きな両翼を増築し、長くなった建物に釣り合う巨大な鋳鉄のドームを設計した。南北戦争のさなかも工事は続けられ、1866年に現在の姿が完成した。

建築的特徴

合衆国議会議事堂は、古代ギリシア・ローマの語彙を用いた新古典主義建築の代表例である。東西の正面には列柱のポルティコが構えられ、中央には円形の大広間であるロタンダが広がる。これを戴く高さ約88メートルのドームは、石に見せて塗装されているが、実際には鋳鉄を組み上げた二重殻の構造で、当時最大の鋳鉄ドームであった。頂には、彫刻家トマス・クロフォードによる「自由の女神像」が立つ。ロタンダの天井には、ブルミディの大壁画「ワシントンの神化」が描かれている。

意義・現在

合衆国議会議事堂は、立法府の議場であると同時に、大統領就任式や国葬など、国家の重要な儀式の舞台でもある。そのドームの姿は、全米の州議事堂をはじめ各地の公共建築に模され、アメリカの民主主義そのものを表す象徴として、今日まで親しまれている。

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LAST EDIT — 2026.06.21
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