EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture

キュッリイェKülliye

キュッリイェ(külliye)は、モスクを中心に学校(マドラサ)、施療院、給食施設(イマレット)、隊商宿、浴場、墓廟などを一体的に配したオスマン帝国の複合施設をいう。宗教・教育・福祉・商業の機能をひとつの寄進財(ワクフ)のもとに束ね、都市に社会的な核を与えた。スルタンや有力者の寄進によって建てられ、その規模は寄進者の権勢を映す。スレイマニエ・モスクの周囲に広がる複合体はその代表例である。

川辺に広がる、ドーム屋根の建物群とミナレットをもつモスク
エディルネのバヤズィト2世のキュッリイェ(15世紀末)。モスクを中心に施療院や学校が連なるGgia / CC BY-SA 4.0 — Wikimedia Commons
関連様式 オスマン建築