ギリシア建築
ancient Greek architecture年代
前800 — 前100
地域
ギリシア・地中海世界
時代
古代
定義
ギリシア建築(ancient Greek architecture)は、古代ギリシアの世界で発達した建築の体系を指す。神殿を中心に、柱と梁による明快な架構と、オーダー(円柱・柱頭・エンタブラチュアの様式体系)を基本語彙とする。
時代・地域
前8世紀ごろから、ギリシア本土・エーゲ海の島々・小アジア西岸(イオニア)・南イタリアやシチリアの植民市にわたって展開した。前5世紀の古典期に頂点を迎え、続くヘレニズム期に各地へ広まった。
形態的特徴
ドーリア式・イオニア式・コリント式という三つのオーダーが、円柱の太さや柱頭の意匠、全体の比例を規定する。長方形の平面に列柱をめぐらせた周柱式の神殿が代表的な形式で、ペディメント(破風)やフリーズ(帯状の浮彫)が建物を飾る。部分と全体を貫く比例の調和が美学の核心をなす。
代表建築
アテナイのパルテノン神殿が古典期の到達点として名高い。本データベースでは、巨大なイオニア式神殿であったエフェソスのアルテミス神殿が、その規模と壮麗さで知られる。
前後様式との関係
エジプトや近東の建築から刺激を受けつつ独自の体系を築き、ローマ建築に受け継がれて古典建築の根幹をなした。ルネサンス以降の西洋建築も、たびたびこの規範に立ち返っている。
§1
代表建築
Buildings§2