ノルマン様式建築
イングランド・ゴシック様式(English Gothic architecture)は、12世紀後半から16世紀にかけて、イングランドで展開したゴシック建築の総称である。尖頭アーチ・リブ・ヴォールト・飛梁といったゴシックの構造を共有しつつ、大陸とは異なる独自の展開を見せた。通常、三つの時期に分けられる。まず12世紀末から13世紀の初期イングランド式(アーリー・イングリッシュ)は、簡素で引き締まった尖頭窓(ランセット窓)を特徴とする。次いで13世紀末から14世紀の装飾式(デコレイテッド)では、窓の狭間飾り(トレサリー)が曲線的で華やかになる。そして14世紀末から16世紀の垂直式(パーペンディキュラー)は、垂直線を強調した格子状の窓割りと、扇形に広がるファン・ヴォールトを生み出した。ソールズベリー大聖堂やキングズ・カレッジ礼拝堂などが代表例であり、チェスター大聖堂にも各時期の様式が併存している。