EST. 2026 — Editorial Archive of Notable Architecture

オスマン・バロック

Ottoman Baroque
年代
1740 — 1800
地域
オスマン帝国(イスタンブール)
時代
バロック・ロココ

定義

オスマン・バロック(Ottoman Baroque)は、18世紀のオスマン帝国で生まれた建築様式である。シナンに代表される古典オスマン建築の構成を土台としながら、ヨーロッパのバロックやロココの意匠を取り入れた点を特徴とする。

時代・地域

18世紀、西欧との交流が深まるなか、首都イスタンブールを中心に展開した。曲線や渦巻、貝殻形の装飾といった西欧由来のモティーフが、モスクや噴水、宮殿に用いられた。

形態的特徴

波打つ軒蛇腹、渦巻形やアカンサスの装飾、円弧を描くペディメント、豊かな曲面など、直線を曲線へと溶かすような造形を好む。窓を多くとった明るい内部も、この様式の特色である。

代表建築

イスタンブールのヌルオスマニエ・モスクは、この様式を最初に大規模に示した記念碑的作例であり、馬蹄形の中庭など、従来のオスマン建築にない要素をもつ。

前後様式との関係

古典オスマン建築を母体とし、西欧のバロック・ロココを接ぎ木して生まれた。のちの18〜19世紀には、より折衷的な様式へと展開していった。

オスマン・バロック
§1

代表建築

Buildings
§2

様式の系譜

Lineage
親様式
バロック建築
本様式
オスマン・バロック
隣接する様式